A)変圧器は過負荷にしても大丈夫だ。ただし限界があるから指針に従うこと。
周囲温度低下による過負荷:1日の最高温度が30℃より1℃下がるごとに(水冷式では冷却
水最高温度が25℃より1℃下がるごとに)下記の表の値だけ過負荷運転できる。
変圧器の容量に対する%:0.8
B)温度上昇試験記録による過負荷
規定の温度上昇限度(たとえば55℃)より試験値が5℃以上低い場合、この低い値より1℃ごとに下記の過負荷ができる。(この場合は50℃から)
変圧器の容量に対する%:1
C)短時間の過負荷
24時間以内に1回だけ起きる過負荷に対して下記の過負荷が出来る 。
|
変圧器の容量の倍数
|
||||||
冷却方式
|
自冷式及び水冷式
|
送油式及び送風式
|
|||||
過負荷前の負荷
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90
|
70
|
50
|
90
|
70
|
50
|
|
|
1/2
1
2
4
|
1.47
1.33
1.2
1.1
|
1.5
1.39
1.25
1.14
|
1.5
1.45
1.29
1.15
|
1.39
1.26
1.16
1.08
|
1.45
1.3
1.18
1.1
|
1.5
1.32
1.21
1.12
|
D) 負荷率低下による過負荷
24時間以内時間周期を有する負荷の負荷率が、90%より低くなった時、90%以下1%ごとに下記の過負荷ができる。
変圧器の過負荷(%) 最大(%)
自冷、水冷式 0.5 20
送風、送油式 0.4 16
E) 種種の条件が重なった時
種種の条件を加算してよい、ただし下記の限度がある。
自冷式、送風式、送油風冷式 125%
水冷式、送油水冷式 120%
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