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2011年11月11日金曜日

変圧器の過負荷指針


A)変圧器は過負荷にしても大丈夫だ。ただし限界があるから指針に従うこと
周囲温度低下による過負荷:1日の最高温度が30℃より1℃下がるごとに(水冷式では冷却
水最高温度が25℃より1℃下がるごとに)下記の表の値だけ過負荷運転できる。
   変圧器の容量に対する%:0.8

B)温度上昇試験記録による過負荷
 規定の温度上昇限度(たとえば55℃)より試験値が5℃以上低い場合、この低い値より1℃ごとに下記の過負荷ができる。(この場合は50℃から)
         変圧器の容量に対する%:1

C)短時間の過負荷
24時間以内に1回だけ起きる過負荷に対して下記の過負荷が出来る 。         


      変圧器の容量の倍数           
 冷却方式
  自冷式及び水冷式
         送油式及び送風式 
過負荷前の負荷
 90
  70
 50
  90
  70
  50
1/2
 1
 2
 4
 1.47
 1.33
 1.2
 1.1
 1.5
 1.39
 1.25
 1.14
 1.5
 1.45
 1.29
 1.15
 1.39
 1.26
 1.16
 1.08
 1.45
 1.3
 1.18
 1.1
 1.5
 1.32
 1.21
1.12 


D) 負荷率低下による過負荷
24時間以内時間周期を有する負荷の負荷率が、90%より低くなった時、90%以下1%ごとに下記の過負荷ができる。
           変圧器の過負荷(%)    最大(%)
自冷、水冷式        0.5           20
送風、送油式        0.4           16

E) 種種の条件が重なった時
種種の条件を加算してよい、ただし下記の限度がある。
自冷式、送風式、送油風冷式   125
水冷式、送油水冷式       120





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