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2011年8月4日木曜日

危険な原子力(10)と節電サポーター

原子力は直ちに止めるべきです。福島原発の悲惨さはこれからも拡大の一途をたどるでしょう。福島の避難している人達の悲惨さ、牛を育てた人の悲惨さ、野菜を育てた人の悲惨さを考えると原子力を推進しようなんて思いますか?
 
再生エネルギーなんてまだだとか、原子力を止めると電気代が上がるとか、原子力推進派は抵抗しますが。冷静になって考えて見て下さい。
 
原子力村の人達は今まで多くの嘘をついて来ました。プルトニウムが増えることに対しての批判をかわす為に高速増殖炉を考え、それが出来そうもないと思われたらプルサーマルなんてものを考え出してきました。
 
 役人という人種は、兎に角じっとしていない、直ぐ仕事を作り、仕事を始めるのです。その仕事が役に立つかどうかなんてどうでもよい事なのです。仕事があれば満足するのですから。だから費用対効果なんて頭の隅にもないのです。
 
節電サポーター事業に予算が37億円つきました。需要家には一銭も渡りません、では節電サポーターには幾ら行くでしょうか、節電サポータは1件2,000円だそうです。需要家が20万件あるから、その内の20%が書類を出したとして40,000×2,000=8千万。


 では残りの36億2000万円はどこに消えたのでしょうか?日本のシステムは実際にお金をもらわなければならない人にお金が行かないシステムに成っています。節電サポーター事業なんてくだらない事をしないで、需要家に工場から直接LED電球5個(37億÷20万=18,500円)を送ったら凄い省エネ効果があると思います。LEDを気に入った需要家はさらに購入するでしょう。
 
 原子力発電がCOを排出しないというのは本当でしょう、でもCO2よりも遥かに危険な核破棄物を排出するのです。それも絶対に中和する事が出来ない核破棄物なのです。そして簡単に原子爆弾に転用できるのです。それも何万発のプルトニウム原子爆弾に。それでも原子力発電に賛成ですか?

 政府は原子力発電は安いという真っ赤なウソを長年に渡りついてきました。199912月通産省発表5.9/Whとあるが原子力発電所の発電原価(電力会社の提出した設置許可申請書)によると安いのは10.32/Wh、高いのは19.71/Wh、これは電力会社の単独支出だから、高速増殖炉「もんじゅ」(約2兆2000億円)、6ヶ所村再処理施設(約2兆2000億円)等の建設費用及び運転費用は入っていない。福島原発の後処理(数兆円かかると言われている)、何百年もかかる核破棄物の処理に使われる金額、原子力設置場所の市町村に支払われる金額等まだまだあると思うが良く解らないが、これらが全く入っていない。

東京電力の年間売上が5兆チョットだから、私は原子力が最も高いと思う。だから原子力発電は即刻停止するべきなのです。

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