UFOは実にさまざまの言葉で語られる。ものすごい速さで動き回ったり上昇したりする。形も円盤だったり葉巻形だったり球状だったりする。音を立てて飛ぶ事もあれば音を立てずに飛ぶ事もある。猛烈な排気ガスを出す事もあれば排気ガスを全く出さない事もある。光が点滅している事もあれば全体が銀白色に輝いている事もある。眩い光を放つ事もある。
これほど多岐に渡っているのは共通の出所など無いからだ。UFOを信じている人も大部分が自然現象若しくは見間違いだと言う事は認めるだろう。
1947年アメリカ空軍はソ連が圏界面で行う核実験を検知する為、極秘の気球実験計画「プロジェクト・モ-ガル」を打ち上げた。しかし失敗してニュ-メキシコ州ロズウェル付近に墜落した、アメリカ空軍はあわててその気球を回収した。アメリカ空軍がはっきりと言わないものだから、UFOらしき物が墜落したと言う事で大騒ぎになった。しかしその時は新聞等の報道で高度気球らしいと言う事で決着がついた。
ところが、それから何十年もたった後、地域住民が覚えている事は、地球の物とは思えない物質が散らばっていた事、謎めいた象形文字があった事、口外したらひどい目に合うぞと軍関係者に脅かされた事、宇宙人の死体がライト・パタ-ソン空軍基地に運ばれた事、さらに宇宙人の死体の幾つかは生き返ったという話。人間の記憶とは曖昧なもので、自分に都合の悪い情報はドンドン忘れて行くものらしい、さらに噂は噂を呼びドンドン事実からかけ離れていくものらしい、そして誰もが興味あるあらすじに皆で作って行くのだ。この事件が起きた年をUFO元年(1947年)という。
UFO元年ともいうべき1947年以来全世界でUFO目撃報告はゆうに数百万件は超えているのだ。そして年とともにUFOは科学の進歩と宇宙開発の進捗に合わせ形、スピ-ド、色、場所を変えてきているのだ、さらにここにも詐欺師が登場し最高の技術を使い、偽のUFOの写真を作り出すから、さらに話しがややこしくなるのだ。
しかし異星からの宇宙船としか考えられない程奇妙で、しかも誤認でもでっち上げでも妄想でもなさそうな信憑性のある報告はただの一つもないのだ。それは上空の気球、発光性の昆虫、大気の悪い時の惑星、蜃気楼、地平線下の物体が浮き上がって見える浮上、レンズ雲、球雷、隕石又は火球、人工衛星、ミサイルの先端のノ-ズコン、大気圏に突入した人工衛星又はロケットだったりする。
UFOを信じている人にUFOなど存在しないと言うと、「そんな事はない、UFOの目撃のほとんどは見間違いであろう、でも残りの数%はUFOだと思う、事実私も見た、あなたはUFOでないと証明できますか」。こういう問いかけは似非科学が使用する得意のレトリックで、科学的に無いという事を証明する事は不可能に近いのだ。科学は全て事実の組み合わせで構成されている訳ではない。
UFO(空飛ぶ円盤)が地球上の物であるはずがない、何故なら1947年から67年間に渡り何処かの政府、若しくは民間団体の秘密の乗り物で、こんなに長い期間にわたり秘密にしておけるはずがない。人間とは必ずしやべりたくなるものだからだ。
では異星人の乗り物だろうか、太陽系内で地球だけが文明を持っている事ははっきりしている。では他の恒星から来たのか、そんな事はない67年の長きに渡り、人類をからかう必然性がないのだ、それにいまだUFOが存在しているという確定的な証拠はただの一つもない。結局UFOは時代と共に進化していく、人類の心が作り出した夢なのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿