マスコミ

今（2011年8月17日）テレビを見ていた、ニュースで驚きの新手口、Uターン族。悪質運転に対策はということで、全面的にこの行為をしている運転手を非難していた。

　しかし運転手がUターン禁止の所でUターンしたとか、通行禁止の道路を通行したとか、道路交通法違反の話は全くなかった。それならば何故Uターンをする運転手を悪質と非難するのだ。

　Uターンをしている個人運転手、中小企業の運転手は多分この行為で儲けていないと思う、発注側から何らかの圧力を受けているはずだ。何故TVはこの問題を深く掘り下げ底辺で翻弄される人の事を取り上げないのだ。

　政治資金規正法という法律がある。政治家はこの法律を悪用して（法律違反ではない）随分と儲けてけている、こっちの方がよっぽど悪質で金額が大きい。テレビは悪質運転手と同等いやそれ以上の怒りを持って国会議員に対して政治資金規正法の悪用を問いただすべきだ。何故TVは弱い者だけを虐めるのだ。

　国会議員１人当たり1億円以上も掛っているのだ、日本よりも人口の多いアメリカでさえ535人なのに、なぜ日本で722人もいるのか？半分以下の300人で十分なのだ、一体国会議員は何をしているのだろう？国会議員は我々民衆の前に殆ど姿を現さない。

　何故TVは弱い者だけを虐めるのだ。と問うたがTBSの社員年収1357万円、日本テレビ1262万円、富士テレビ1452万円だから、年収300～500百万の運転手の片を持つのが白々しくなる、ましてや年収200～300万円のニ－ト族の片を持つなんて自分の給料から考えて迫力が無くなってしまうのだ。

　国会議員の給料年収2896万円も自分の給料の倍位だから、まあいいかとなってしまう、だから国会議員への追及が甘くなってしまうのだ、もしTV局員の年収が500万位だったら、今回の通産官僚の7500万という退職金も怒りを持ってしつこく追及したであろう。

　今回の福島原発事故でも本当の事を言わないマスコミが、将来の原子力行政を誤った方向に導いているように思えてならない。

1）福島の人達が今後1～2年後に故郷に帰れるという幻想をTVが頂かせているのだ。少

なくても原子炉を処理するまで帰れない、少なくても30年はかかるだろう。

2）原子力発電をする限り核破棄物はドンドン増える（現在20万ｔ）

3）原子力発電をする限り原子爆弾の原料プルトニウム239が現在45t（原子爆弾4,500発　　

分）がドンドン増える。

4）プルトニウム239を消費しょうとする高速増殖炉は極めて危険な方法であり、他の国

がことごとく失敗したのに日本だけがしがみ付いている技術なのだ。まだ成功していない。

5）高速増殖炉が失敗しそうなのでプルサーマルなんてものを考え出したが、電力会社は核

破棄物の事を何も考えていないのだ。

　第二次世界大戦を引き起こしたマスコミが未来の日本に対して核破棄物の誤った処理によって何十万という未来の日本人が死なないように望む。その為には原子力発電の速やかなる停止をマスコミが強く提言して頂きたい。