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2011年7月30日土曜日

アーク溶接機のMCCB選定

JISでは10分周期における使用率が50%、40%、20%つまり1回の通電時間が5分、4分、
2分を定格として定めている。
 ア-クの場合1回の通電時間が比較的長い為、熱的等価連続電流に換算する方法は不可で
ある。( MCCBがトリップする恐れがある )
その過負荷の程度は周期で検討すると、使用率50%では141%(1/√0.5)過負荷が5
分、40%では158%(1/√0.4)が4分、20%では224%(1/√0.2)が2分続く事になる。
この為MCCBがトリップしない様にする為には溶接機1次電流の1.2倍の電流値以上
MCCBATが必要である。(20の余裕を持っていれば上記の使用にMCCBが耐えられト
リップしないと言う事です。これはMCCB動作特性曲線を見て理解して下さい。)
過渡突入電流による検討は実測に依ると89倍であるから9x1.211
1次定格電流の11倍でMCCBの瞬時引きはずし特性をみてトリップしない様選定する。

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