ページ

2020年6月30日火曜日

コロナ(6)



629日現在100万人当たりの死者数。
アメリカ:7869人。ブラジル:6365人。ロシア:4369人。イギリス:4684人。イタリア:3989人。イラン:2672人。ドイツ:2344人。ペルー:8696人。チリ:14235人スペイン:5283人。メキシコ:1713人。
ラオス:3人。モンゴル:66人。中国:60人。インドネシア:206人。フィリッピン:336人。日本:146人。カンボジア:9人。韓国:246人。マレーシア:264人。タイ:48人。香港:160人。台湾:19人。ベトナム4人。ミャンマー:6人。
日本対欧米でコロナの根本的な原因を探る論法が殆どであった。しかしながらこの論法では何の結論を見いだせないし、結論が出たところで、それは明らかに間違っている。何故なら、研究対象が最初から間違っているからである。
 100万人当たりのコロナ死亡率をよく見ると、日本対欧米ではなく、アジア対欧米と思考対象を変えなければないことは明らかである。最近になって、東南アジア対欧米諸国をアジア人対ヨーロッパ人でコロナ原因を考察する論法が少しずつ増加してきた。
 アジア人の中で日本はアジアの中で最高の医療設備を持っていながら、アジアにおいて成績が悪いほうである。これは日本政府の無能無策を遺憾なく発揮した結果であると思う。 
 現在コロナウイルスは便宜上大きく分けてA型(蝙蝠に近い原型)、B型(武漢で変異してアジアに広まった)、C型(B型が欧州でC型に変異した)の3つになるが。もう少し簡単に言うとアジア型と欧州型に分類されるが、欧州型はアジア型から14のスパイク(突起物)に変異がみられ、スパイクはワクチンの重要なターゲットとなるからワクチン開発に影響を与える。アジア型から欧州が発生したのだから、欧州型は迅速に拡散でき、適応性が高く、また毒性も強い。新型コロナは14日ごとに突然変異すると解っている。今後コロナウイルスが変異していくことは自明なことだが、人類に対して強い新たな新々コロナになるかは不明である。
 天然痘のウイルスは2重螺旋(DNA)だから、容易に変異しないから撲滅することができた。コロナウイルスは1重螺旋(RNA)だから容易に変異するから撲滅することは不可能である。今後も強烈な変異をして、人類に多大な被害をもたらすであろう。そして人類に生活様式に多大の変更を促すであろう。
ある病気に対しての検査が完全に感染しているか、感染していないかの判定が100%正しいという結果を示す検査は絶対的にあり得ないのだ。TV及びNetはこのことに対して考え方が完全に間違っている。PCR検査は絶対的に正しいという前提のもとに報道しているのが多く見られるからだ。TV及びNetではPCR検査を要望する人たちには全てに対してPCR検査をするべきだという、科学的に完全に愚かな考え方が蔓延している。
本当にコロナに感染している人100人に対してPCR検査をしました。その結果70人がコロナに感染していると判定された。70÷10070%を感度という。つまり本当にコロナに感染している人の100人にPCR検査をしたら30人はコロナに掛かっていませんと診断されてしまう。
 本当にコロナに感染していない100人に対してPCR検査をしました。そのうち99人に対してコロナには感染していないと判定された。99÷10099%を特異点という。つまりコロナに感染していない100人に対してPCR検査をしたら1人はコロナに感染していると診断されることである。実際のコロナ検査は感度が5070%、特異度は、99%程度と言われている。
 この条件を日本全体に拡大してみよう、630日の感染者は1,058人(死亡者及び完治者除く)、日本の人口125,930,000人。感度は70%とし、特異度は99%としよう。
 実際の感染者は不明だが、1058人×10倍=約10,000人。日本人の内20,000,000が検査をしたと仮定しよう。
 コロナに感染していない20,000,000人に対してPCR検査をすると20,000,000×0.01200,000人がコロナ感染者と判定されるのだ。そして20,000人×0.36,000人がコロナに感染しているのに、コロナに感染していないと判定されるのだ。これは極めて危険な状態である、このことを避けるためにはPCR検査を何回も何回もすることが必要である。2回すれば0.3×0.30.093回すれば0.3×03×0.30.0274回すれば0.3×0.3×03×030.0081と制度は飛躍的に増大するのだ。すなわちPCR検査は何回もしなければならないのだ。ゆえにPCR検査を大々的にするには、継続的に検査ができる体制を整えなければならないのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿