UFOを信じている人にはUFOは見える、UFOを信じていない人にはUFO は見えない。幽霊を信じている人には幽霊が見える、幽霊を信じていない人には幽霊は見えないという実例を挙げよう。
パタ-ンに関するでっちあげの中で最も有名なのが火星の運河の一件であろう、この運河は1877年最初に観測されて以来、世界中のプロの天文学者が大きな望遠鏡を使い確認されたかにみえた。特にロ-ウエルがこの観測に没頭したのだ。
火星の表面には、一重や二重の線が網のように張り巡らされ、しかもそれが非常に規則正しく幾何学模様になっている。その規則性はあまりにも超自然的で、知的生命体が作ったとしか考えられない、ここから次の様な結論が導かれた。火星はからからに乾き、火星人が高度な技術で運河を作っているに違いない、学者達は数百もの運河を地図にしてそれぞれに名前をつけた。
しかし天文学者でも運河を見たと確認した人もいたし、見えないと言う人もいた、さらに写真には運河の影も形も写らないのだ。写真に写らないと言う説明には人間の目ならばほんの一瞬大気を透かしてみえるが、識別力のないカメラには運河が写らないのだと説明された。がしかしマリナ-9号及びバイキング探査機による調査では、そこに運河の痕跡すらなかったのだ。
火星の運河の地図まであるのに、彼らは何を見ていたのだろう、嘘をついたのかいやそうではない、その時の天文学者が何人も確認しているのだ。それは単なる幻想だったのだ、解像度の限界の向こうを垣間見ようとした時、運河はあるという前提のもとに見ている為、人間の手と脳がいっしょになっておかしな働きをして幻覚を、それも自分が望む幻覚をつくりだしたのだ。
ロ-ウエルが「火星の運河」を持ち出したそれ以後、火星人と会ったという報告が続続と出て来る様になった。金星人とあったと言う話も増えて来た。しかし火星探査機、金星探査機がその映像を送ってくると、火星人、金星人と会ったと言う話は全く聞かれなくなってしまったのだ、火星人と金星人は何処へ行ってしまったのだろうか?
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