奇術と催眠術は世にいう魔術、超能力、超常現象、透視術、念写、テレパシ-、火の玉、ポルタ-ガイスト、チャネリング、UFO等々の全ての基礎なのです。奇術と催眠術はこれらの現象全てを包含している。
以下このことに関して思っていることを書いてみる。
1)奇術と超能力
ある透視術を、一般の人にこれは奇術だと言って見せるのと、これが超能力だと言って見せるのとでは反応が全く違う、奇術を見る時最初から奇術だと言われているからその結果が信じられない事でも、今のは超能力だとは決して思わない。そして今の奇術はどうしてしたのだろう、その種は何だろうと真剣に考える。同じ現象を彼は超能力者だと紹介されて見せられると、その結果が信じられない事であれば即これは超能力だと信じてしまう。ここにそのカラクリを考える余地など全くない。
アメリカでマ―ジェリー事件というのがある。女霊媒師は暗い部屋で口からエクトプラズマを出すのだが、色々な人がこの現象に立会い、その当時の最新の測定機器を持ち込み、科学者も立ち会った。その結果は本物であると断定された。しかしその後奇術師フ-ディニがいとも簡単にその仕掛けを見破ってしまった。日本の場合、超能力者の信憑性によく科学者が出てきて、この超能力は間違いないとお墨付きを与えるのをよく見かける。
超能力は科学ではなく、似非科学だから、この場面に出てくる科学者も似非科学の科学者だと考えた方が良いよい。
超能力は科学ではなく、似非科学だから、この場面に出てくる科学者も似非科学の科学者だと考えた方が良いよい。
奇術で透視術、念写、テレパシ-等をする時準備は用意周到におこなう。奇術は芸だから失敗は許されない。あなたは奇術師の失敗を見た事がありますか?これは奇術が場所、時間、明るさ、聴衆及びその数、雰囲気、等を考慮して奇術の種類を選びそれに対して準備をするから失敗のしようがない。
超能力者は超能力であるがゆえに、その準備をかなり制限される。それゆえ奇術師のようにはっきりした結果を出せない事もあるし、失敗する事もある。言い訳は決まりきっている。「今日は超能力の力が足らない」「あなたが超能力を信じないから超能力の力がかき乱される」「邪悪な精神が邪魔をしている」等々
奇術師で1000回以上演技した人はざらにおる、奇術師は色々な種類のデパ-トリを持っているから、それらの組み合わせで何回でも演技できる。超能力者はこの事に対して超能力があると言って芸を自分自身で限定してしまう為、同じ芸を何回も何回も演じる羽目におちいり自分で墓穴を掘る。それゆえに1000回以上も演技した超能力者は皆無だし、一生を超能力者として名声を博した人も皆無なのだ。超能力者は2-3回その芸を見せて、その後は 話だけで決して見せてはいけない。それだけで2-3年は生活できる。超能力者は突然脚光を浴びそして泡沫の泡の様に消えて行く運命なのだ。
奇術と超能力の決定的な違いは奇術者は決して言い訳を言わない、超能力者は言い訳だらけ、おまけにテレビ局が協力してくれる。奇術者は超能力者の出来る事は全て出来、この逆は無い。超能力とは所詮極めてレベルの低い奇術なのだ。超能力者は一種の新興宗教の教祖様として認定してしまったらよい、だからその種が暴かれてもその種を信じないで、「確かにその方法で出きる、超能力を信じている人は「でも彼の場合は超能力でしているのだ」ここまでいわれるとどうしょうもない。超能力を信じている人には馬の耳に念仏なのだ。
日本とアメリカの文明の違いかもしれないが、奇術師はアメリカで尊敬され、日本では尊敬されない。超能力者は日本で尊敬されるが、アメリカでは尊敬されない。
Mrマリックが日本でデビュ-したのは超魔術師としてあって奇術師ではない。もしMrマリックがアメリカ人なら最初から奇術師としてデビュ-してすぐさま拍手喝さいで迎えられていたであろう。Mrマリックは日本人であるがゆえに超魔術師としてデビュ-して、超魔術師として成功してから奇術師に転向しなければならなかったのだ。
2)催眠術と超常現象
鶏でも催眠術にかかる。爬虫類でもかる。ましてや人間は、はるかに高等だから暗示に掛かりやすい、それもより複雑な時間と空間を超えたかかりかたをする。しかし催眠術に絶対かからないと思えばかからない。催眠術にかかる為にはその術者に協力する事が絶対条件なのだ。絶対にかからないぞと思っている人には不可能なのだ。暗示には他人から掛けられる暗示と、自分でかかる自己暗示がある。いずれにしてもかからないと思えば、かからない、でもかからない、かからないと思っている内に暗示にかかっている場合もある。幽霊を信じてしまえば夜ちょっとしたものを見ても幽霊に見えてしまうのと同じ現象なのだ。
人間の体とは不思議なもので精神が身体をある程度コントロ-ル出きる。あまりどうでもよい事をくよくよ考えていると胃が悪くなるし、風邪薬のアスピリンだと言って澱粉粉を飲ませても、アスピリンを飲ませたグル-プと効果はたいした変わらない。これを擬似効果と言う。有名な医者に掛かった方が早く直るのは明らかだ。「病は気から」ともいう。
医者に見捨てられた患者が気功師に掛かり病気が治った、でもそれは偶然直ったのか、気功師を信じて自分の気で治したかは不明だが、断じて気功師が治したのではない。逆にその気功師に掛かりながら死んで行った患者は治った人の何千倍、何万倍もおるし、その人たちは表舞台(テレビに)に出てこないだけなのだ。治った人間だけテレビに出てくるから錯覚を起こしているだけなのだ。
千分の2と言う法則がある。いかなる方法論であれ、千人の内2人は良い結果を出す。
人間の五感はそのまま感じている訳でなく脳で複雑な情報処理をして、その結果物事を理解しているから、目に前にメガネがあり目の網膜に像が結んでいても脳が認識しなければメガネは見えないのだ。
同じ光をみてもUFOを信じている人はUFOに見えるし、信じていない人には只の光にしかみえない。私は信じていないので只の一回も見たことがない。もしUFOが本当に存在するならUFOは地球人に対して信じていない人には見えなくする技術を開発しているのだろう。
その他の超常現象にも会ったことが無いから、誰が超常現象をおこしているのだか知らないけれど、信じていない人の廻りでは超常現象は起きない、きっと超常現象をおこす「もの」が信じていない人を選別しているのだろう。
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