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2012年4月15日日曜日

関西電力・大飯原発の再稼働について

関西電力・大飯原発の再稼働について、民主党の枝野経済産業大臣は福井県の西川知事と会談し、再稼働に理解を求めた。

大阪市の橋本氏がこれに反発をしていたが、橋本市の言うことが100%正しい。物事を達成するためには順番がある。順番を無視しては目的を達成できないし、とんでもない事が起きる可能性がある。
福島の原因がはっきりしないのに(福島の事故が全て津波のせいにしているが?)、大飯原発の再開に踏み切るなんてキチガイ沙汰だ。

福島原発の破棄処理技術は確立していず、未来何十年掛るか解っていない。さらに今後原発を稼働してもしなくても現在の54基の原発は核破棄物として処理しなければならないが、その破棄技術は確立していず、その核破棄物を捨てる所など地震国日本にはないのだ。もともと福島原発の使用延長を10年伸ばしたのは原発の破棄技術がないから、又はその技術を開発するには莫大な費用が掛るから、ただ何の意味もなく延長しただけなのだ

さらに原発を稼働する事によって自然界にない(と思われていた)プルトニュウムが出来るのだ。その中のプルトニウム239は原子爆弾を作ることができ。すでに45(t)蓄積されていて、このプルトニウムで原子爆弾を作ろうと思ったら4,500発製造可能なのだ。

故に日本はIAEAから厳しく監視されている。これには原子力村の人達も困ってプルトニウムの処理に高速増殖炉というものを考え出し(高速増殖炉は日本以外の国が難しいと言って止めてしまった)これが上手く行かないとプルサーマル(ウランにプルトニウムを混ぜる、即ちジ-ゼルエンジンの燃料である石油にガソリンを混ぜる様なこと)なんて言うものを考え出した。 原子力村の人達にとって原子力が必要か否かという思考なく、はじめに原子力ありきという思考しかできない。

原子力村の人と話した事があるが、日本には原子力が必要であるという、考えに凝り固まって、そこから抜け出すことが出来ないのだ。原子力村以外の人の意見を聞きそれに声を大にして反論できないことを忸怩たる思いで感じているらしい。福島原発の反省は何も考えず、ただひたすら原子力は安全であるという神話に思いを寄せているという感じなのだ。だから議論に成らない。

核破棄物は絶対的に処理不能なのだ。プルトニュウムの毒性、危険性、データの誤魔化しているから(プルトニウム239のみの量を発表し同位体の量は発表していない)、プルトニウムの総量が幾らあるか良く解らない、もっとマスコミはプルトニウムの危険性を大々的に報道して欲しいい。


民主党を見ていると消費税、大飯原発、ミサイルとみていると政権与党とはとても思えない、次の選挙では絶体に民主党には入れない。

東電が生き延びる方法は高らかに”原子力からの完全脱却"を宣言するしかない。東電を見ていると独占というものがどれだけ弊害になるかを思い知らされる。同時に逆の意味で自由化の弊害であるAIJを見ていると、完全自由化も問題だ!自由化したら同時に強烈な罰則も用意しなければならないのだ。

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