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2011年8月6日土曜日

地球外文明=異星人

異星人は存在するのだろうか?惑星探査がされる前は色々と考えられて来たが現在では太陽
系内には存在しないと判っている。では我が銀河系内ではどうだろう、銀河系には2000億の
星があるという。
  
考え方は二つある、この宇宙は生命で満ち溢れており、文明を持つに到った生命体も数多く
存在するに違いない、もう一つは我々の存在は宇宙で唯一無二の奇跡なのだ。


ドレ-クの式というのがある。現在少なくとも電波による他の星系とのコンタクトの技術を
持っている文明の数=銀河系内の恒星の数×惑星を持つ恒星の比率×恒星系の惑星内生命が
発生しうる環境がある惑星の比率×その内生命が発生した惑星の比率×知的生命が生まれた
惑星の比率×恒星間電波通信を行うまで文明を進歩させる確立×文明の寿命。
  
しかしこの式は考え方を整理するのにはよいが、文明の数を出すには何の役にもたたない、
何故なら全ての係数が不明だからだ。
  
地球上で発生した生物は極めて多種多様の進化を遂げた、特に微生物はあらゆる環境に適応
してきた、100度以上の熱湯の中、10,000m以上の深海、成層圏、6,000m以下の土中とあら
ゆる所に進出している。


あるウィルス、胞子などは宇宙空間でさえも生存できるのだ。さらに最近の発見で宇宙空間
でのガスの塊、彗星の中に我々生物の構成分子であるアミノ酸等が続続と見つかっている。どう
やら地球上の生物を構成している分子はこの宇宙でどこにでもある普遍的なものであるらし
い、このことは条件さえ良ければ生命はどこでも発生する可能性があるのだ、そして異惑星
で一担生命が誕生したら、きっと地球上の生命体と同じようにあらゆる方向に進化し始め、
その異惑星を改造し、きっと知的生命を生むに違いない。
  
では何故異星人と何故会わないのだろう、生命が発生してから38億年、人類が宇宙人とコン
タクトをとろうとした初めての試み「オズマ計画」からわずか40年しかたっていないのだ、
この様な文明が進化しながら何百万年と続くのだろうか、それとも文明は高度になれば成る
程、環境を破壊して僅かの時間で自滅していくのが宇宙の摂理なのだろうか、


もしこの銀河系に100の文明が、過去に存在し、文明の寿命が10000年であっても宇宙の年齢
の中でこの文明が合う確立は0に近いのだ。少なくとも1000万年の文明寿命が必要なのだ。

ET(地球外生命体)、ETI(地球外知性体)を巡る論議は現在立派に宇宙科学の一分野とし
て、研究者の研究対象となり、国際天文学連合内部でも地球外知性探査に関する委員会が
51委員会として常設されている。さらに最近はコンピュ-タの発達により広域チャンネル
自動走査装置が開発される様になって来た。


もし異星人の電波を捕らえる事ができたら、こんなに素晴らしい事はないだろう、我々は宇
宙の中で孤独ではない、そして人類が自分自身を地球人として認識するようになるだろう。


いくら探査しても見つからない時、やはり人類は宇宙で唯一無二の存在だと得意になる訳に
は行かないのだ、文明は極めて短時間で滅亡すると言うテ-ゼが、かなりの確立で人類に重
く圧し掛かってくるのだ。
  
現在他の星に惑星系があるかどうかを探査している、そして70程の惑星系が発見されてい
る。ただし、どれもが木星よりも巨大な惑星でありしかも水星よりも近い軌道を廻ってい
るらしい。
 
太陽系のような惑星配置をしている他の星の惑星系はまだ一つも発見されていないのだ。
どうやら太陽系のような惑星配列をしているのは極めて珍しい存在らしい、実は最近太陽系
のような惑星配置が、地球が太陽からの適度の距離にあると言う事も含めて、地球に生命が
発生した理由に重大な関わりを持っている事が解かってきた。


地球上に生命が誕生してから人類が現われるまで38億年かかった、この間に地球への大規模
な彗星の衝突が5回あった、その度に生命の大絶滅を繰り返し、新たな生物の進化を促し、
知的生命体である人類を生みだしたのだ、では大規模な彗星の衝突が5回ではなく5000
だったら人類が果たして誕生していただろうか。


彗星は太陽系の外から太陽の引力に引かれてやってくる、そして木星と土星の巨大な引力に
引かれて木星若しくは土星に衝突するか、軌道を曲げられ弾き飛ばされるかして地球に彗星
が衝突する確率を極めて小さくしているらしい、ある人の計算によると、もし木星と土星が
無かったとしたら地球に大規模な彗星が衝突する確率は10万年に一回となるらしい。これで
は知的生命体が誕生するのは不可能であろう。


この事から導き出される事は、彗星の地球への衝突が新たな生命の進化を促したのだと言う
説を含めて、知的生命体が誕生する為には、太陽の大きさ、地球の大きさ、地球の太陽から
の距離さらに、地球の外側の軌道に巨大な惑星が存在し地球への彗星の衝突を適度にコント
ロ-ルしているという事が必要であるらしい。要するに知的生命体が誕生する為には太陽系
と殆ど同じ惑星系をなして同じような惑星の配置をしていなければならないらしい。


現在の探査能力では地球の様な小さな惑星を発見できる能力はない、しかし他の星に木星の
軌道と同じ様な位置に巨大惑星が発見されれば、太陽系と同じ様な惑星の構成をなしている
確率がぐんと高くなる、そしていずれ地球の様な小さい惑星でも発見できる技術が開発され
るだろう。



















  恒星が惑星を従えているのはこの宇宙では普遍的な事らしい、しかし太陽系の様な惑星系をなしているのは極めて珍しい事らしい、その確率がどの位なのかはまだ時期を待たなければならないが、なんといっても銀河系には2000億の星が存在し、たとえその確率が一億分の一でも太陽系と同じ惑星の構成をする恒星系は2000個も存在するのだ。

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