46億年前太陽系が誕生した。この時地球は岩石がドロドロに溶けた状態で隕石が雨霰と降り注ぎ大気は何十気圧もあり、雲は何十Kmものの厚さで地球を覆っていた。やがて地球は冷えて地殻が形成され、気温が下がり雨が降り始め、海が形成され海球となったのだ
海球は大噴火を繰り返し大量の岩石を吹き上げた。この岩石と海の水が混じり合い、廻りの岩石よりも軽い岩盤を形成してプレ-トとなったのだ、やがてこのプレ-トは合体してより大きなプレ-トと成っていき、現在の大陸を作ったのだ。それゆえ大陸は地球に浮かぶ岩盤プレ-トなのだ。
海が有ったがゆえに大陸ができたのだ。そして大陸は常に動いており1箇所に集まり超大陸を形成し、そしてバラバラに成るという事を何回も繰り返しているのだ。3-2億年前パンゲアという超大陸があり、それが二つに分裂してロ-ラシア大陸とゴンドワナ大陸になり、さらに分裂し現在にいたっているのだ。
40億年前海の中ではすでに化学物質の世界が出来上がっており、即ちヌクレオチド(核酸の材料)やアミノ酸(タンパクの材料)が化学反応によりでき、遊離、拡散を繰り返すうちに、やがて何処かでRNAが出来たのだ。即ち生命の誕生である。
そしてRNA-タンパクの世界からDNAの世界へと進化していき、現在全ての生物の核酸はDNAから成っている。(一部のウィルスはRNAから成っている)。
RNA単独で情報の編集が出来るが、DNAは出来ない。だからDNAはDNAの情報をRNAに転写し、転写されたRNAがDNAの情報をタンパク質に翻訳しているから、生命の始まりはRNAだったと考えられるのだ。
実に生命誕生から18億年の長きに渡り単細胞のままであった。多細胞が現われたのはなにしろ12億年前なのだから、しかし簡単な単細胞のままではなく、まるで現在の多細胞を作り出す準備をするかのように。常に進化し続けていたのだ。
始めは酸素を利用出来ない生物であった、なにしろ大気中には酸素が無かったし、当然海の中にもなかっただからだ。27億年前に光合成を利用する単細胞が現われた(ストロマトライト)、そして酸素を利用する単細胞生物の為に酸素を作り始めたのです。(酸素は生物がエネルギ-を得る最も効率の良い方法なのだ)そして地球を炭酸ガスの世界から少しずつ酸素の世界へと変えていった。
21億年前多細胞生物の基本である真核単細胞が現われ、多細胞生物になる為着着と準備をはじめた。 単細胞生物の体内には多細胞生物の器官(ぞうり虫を考えると判ります)の様なものも現われ、単細胞生物が単細胞生物に寄生するという事もおきた。そしてより高度な単細胞へと進化していくのである。
12億年前ついに多細胞が現われた。6億年前に肉眼で見える程の大きさになり、そしていわゆるカンブリア紀の生物大爆発をおこす。カンブリア紀には現在見られない奇妙な生物が多数存在していた。まるで生物の形がどういうものなのか判らないから適当に作ってみたと言う様に。
5億4300年前V/C(ベンド・カンブリア)絶滅と呼ばれる時期にこれらの生物のほとんどが絶滅してしまう。そして新たな生物の進化を待った。これ以後生物の大量絶滅は5回繰り返し行われ、(V/C絶滅、オルドビス紀末絶滅、デボン紀後期絶滅、P/T絶滅、三畳紀末絶滅、K/T絶滅)最も有名なのが6500年前のK/T絶滅で恐竜の絶滅で哺乳類の進化を促しました。
4.5億年前動物(昆虫)が遂に陸に上陸した。その後4億年前に両性類と植物が陸に上陸し、3億年前には地球上に大森林が形成され、2.5億年前には現在型の生物が出現し、2億3000年前には恐竜が出現し、6500年前に突然絶滅してしまう。
500万年前チンパンジ-の祖先と人類の祖先が分岐して、さらに人類の祖先も分岐を繰り返し多くの類猿人が進化をしたが、現人類の祖先以外は全て絶滅してしまった。最後の分岐はクロマニヨン人とネアンデルタ-ル人でクロマニヨン人は我々人類となり、ネアンデルタ-ル人はわずか2万年前に絶滅したのだ。
最初の生物は地球環境のなすままに生きていた、その時地球の大気は窒素と炭酸ガスとで何十気圧もあった。27億年前光合成をする生物が現われ地球の環境を変えていった。また炭酸ガスを固定化する珊瑚も現われ、5億年程前になると大気圧も2-3気圧となり、成層圏まで上がった酸素が紫外線にあたりオゾンとなり紫外線を遮る様になった。そして遂に生物が陸上でも生活が出きる環境ができたのだ。陸上に上がった植物は地球の環境をがらりと変えてしまった。
地球の環境を変えた生物は光合成生物、珊瑚、植物、そしてまさに今人類が環境を変えつつある。地球環境が一変した時新たな生物の進化が始まるのだ。人類が地球環境を一変させた時どんな生物が現われるのだろうか?
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