A)開路時における選定
MCCBが速入り、速切りでない機構を使用した場合コンデンサ-容量が小さいと振動電流
が充分に減衰するまで放電されないので、振動電圧の逆方向波高値付近で消弧される第一再
点弧でコンデンサ-電圧が-3Em付近に維持され、第二再点弧では5Emに、第三点弧では
-7Emと次第に大きくなり、ついにはコンデンサ-のパンクを招く、MCCBは速入り、速切
り機構のものを使用しなければならない。
C)高調波電流を考慮した選定
コンデンサ-は電圧歪を数倍の電流歪に拡大する性質を持っている為、電圧波形に歪を生
じる様なサイリスタ-突入電流を考慮した選定コンデンサ-回路を閉路すると投入位相時の
電圧瞬時値Vに見合うだけのコンデンサ-電荷q=CVが瞬時に供給されなければならない、
その為に大きな突入電流が流れる、尚コンデンサ-バンクが複数個ある場合は充電された隣
接コンデンサ-から流れ込む突入電流を合算してMCCBを選定する必要がある。
電圧瞬時値Vに見合うだけのコンデンサ-電荷q=CVが瞬時に供給されなければならない、
その為に大きな突入電流が流れる、尚コンデンサ-バンクが複数個ある場合は充電された隣
接コンデンサ-から流れ込む突入電流を合算してMCCBを選定する必要がある。
機器が近くにある場合はMCCBの選定に注意を要する。 この様な場合は熱動電磁形を選定
すれば良い。
コンデンサ-定格 MCCBの定格電流 (AT)
KVA 200V 50Hz 220V 60Hz 400V50Hz 440V60Hz
KVA | 200V 50Hz | 220V 60Hz | 400V 50Hz | 440V 60Hz |
5 | 30 | 20 | 15 | 15 |
10 | 50 | 50 | 30 | 20 |
15 | 75 | 60 | 50 | 30 |
20 | 100 | 100 | 50 | 50 |
25 | 100 | 100 | 60 | 50 |
30 | 125 | 125 | 75 | 60 |
40 | 200 | 200 | 100 | 100 |
50 | 225 | 200 | 100 | 100 |
75 | 400 | 300 | 200 | 150 |
100 | 400 | 400 | 225 | 200 |
150 | 600 | 600 | 400 | 300 |
200 | 800 | 800 | 400 | 400 |
300 | 600 | 600 | ||
400 | 800 |
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