特殊相対性理論は等速直線運動について考えられたものです。しかし現実の世界では等速
直線運動などと言う系など存在しないのです、地球が太陽を回っているのも加速度運動だ
し、引力のある所全て加速度という考えを抜きにして運動というものを考えられないので
す。
そこでアインシュタインは特殊相対性理論に「物体の持つ慣性質量と重力質量の値は等し
い」という等価原理をたし理論を拡張し一般相対性理論を発表したのです
ある人を眠らせてロケットに乗せたとします、目が覚めた時、その人は1Gの重力を感じま
した。しかしその人はまだ地球上に居り重力を感じているのだか、すでにロケットが出発し
て宇宙空間で1Gの加速をつけながら動いているのだか原理的に知る事は不可能なのです。
加速度をつけて光に近い速度で飛ぶ宇宙船を考えましょう、宇宙船に乗っている人が進行
方向に対して直角に光を発射したとします、光は真横に進みますが、宇宙船は加速度をつけ
ているので宇宙船の床の方に曲がって行くようにみえます。この事は慣性質量若しくは重力
が光を曲げたと考えても良いし、慣性質量若しくは重力が空間を曲げたと考えても良いので
す。
相対性理論の結果として「動いている物体は時間が遅れる」「動いている物体は進行方向
に対して縮む」「重力の強い所は時間が遅れる」「質量とエネルギ-は同等」「重力は空間
を曲げる」「重力は光を曲げる」。
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