日本の底力とか日本人は優秀とかはよく聞く話だ。かって世界一の水準であった国際競争力、教育水準、安全、所得、所得格差等々、全ての世界ランキングが下落の一途をたどっている。
日本の底力とか日本人は優秀だとかの話をよく聞く。話の中身は、中小企業であったり、ガラパゴス化した技術あったり、将来の話であったりするが、何故か「溺れる者藁を掴む」ように感じられる。
何故日本が20年間に渡りなすすべきもなく漂流しているのだろうか。いや官僚によって努力はなされた。がしかし官僚は日本国民の為にではなく官僚、政治家、大企業の為に努力してきたのだ。
政治家は大企業が多額の献金をしてくれることを望み、大企業は役人、政治家が大企業に有利な法律を作ってくれることを望み。官僚はは天下り先(団体、施設)を多く作ることに政治家が了承してくれることを望み、所謂政財官のトライアングルを形成、維時していくために900兆もの国債を政財官の為に使ってしまったのだ。
900兆円ものの金額を全て政財官が使ったと言ったら語弊があるかもしれないが、日本の将来の為を考えず、政治家が選挙の為にバラマキをした結果が900兆の借金なのだ、つまり900兆を政財官が無駄使いしたのだ。
国債が500兆円に近付いた時、官僚は政治家に国有財産が500兆円あるからと大丈夫だといい、さらに現在は国民の財産は1400兆あるから大丈夫だと言っている。この言い訳を政治家が信じ込みTVで発言しているのを聞くと、この政治家は何と馬鹿なのだろうと思ってしまう。
国有財産が帳簿上500兆円あるのは間違いないだろう、しかしこの財産を現金に換えようとすると、売値が暴落し世界的な経済が大混乱を起こすのは間違いない。つまり売ることが出来ないのだ。また国民財産が1400兆円あるというが、負債が約400兆円あるから実質1000兆円しかないのだ。また現金もしくは預金は770兆円しかないのだ。
税収入が42.3兆円しかないのに、国債の金利払いが21.9兆円、不足だから借金を44.2兆円発行すると言うこの異常な状態を政財官は何とも思っていない、日本の国債は日本人が95%買っているから大丈夫とうそぶいている。すでに日本は債務残高がGDPの2倍になっており、ギリシャの1.2倍よりも多いのだ。
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