そもそも日本人を形成したのは原日本人に中国、韓国の今でいう難民達が大挙押し寄せ混血して出来上がったのだ。だから中国、韓国から見ると国を捨ていった難民の国(日本)に負けるなんてプライドが許さないのだ。かって中国を支配したモンゴル民族は、今は見る影もなく力が無い、清を作った女真族もしかり、故に中国、韓国のプライドを傷つけることはない。
難民というのは、未知の世界に踏み出す勇気と能力が無ければ、彼の地で生きていけない、また生きていくためには最大の努力をするだろう、そしてまた、みんなで協力しなければ生きていけないのだ。それ故チンギスハンやヌルハチのような優れた指導者を生み出さ
ず、指導者として調停能力に優れた人が上に立つことになる、どうしても上は凡庸で下が優秀という組織を作ってしまう。だから日本人は階層的に下位の人達が優秀なのだ。
徳川幕府の末期において、支配階級上層部は何の結論も出すことが出来ず、すべての物事を先送りする無能力の集団に成り下がっていたが、(現代の政治家と同じ)行政執行機関である実行部隊の武士階級が全て腐っていた訳ではない。それどころかかなり良く機能していたらしい。
明治維新は地方から、それも下級武士から起こったのだ。明治維新が成功して徳川幕府及び藩の上層部が排除され、下層階級が支配階級に成ったのだ。また徳川幕府及び藩の下級武士が大量に明治政府の行政官に成ったのだ。つまり上から下まで優秀に成ったのだ。
明治政府は日露戦争まで極めてよく機能し、現在から見ても極めて優秀であった。特に日露戦争に至っては国家予算が日本の10倍、兵力は2倍、大砲は3倍、艦艇は3倍で常識的にロシアに勝てる筈がない、勝つためにはとあらゆることを考えた。明石元二郎は現在の金にして400億円ともいわれる資金を一人で使い、ロシア国内外で謀略を行なったのだ。長岡外史に「明石の活躍は陸軍10個師団に相当する」と言わしめた。
明治維新に貢献した人達も坂本竜馬を筆頭に10人以上直ぐ頭に浮かぶ。又日露戦争に貢献した人も山本権兵衛、秋山真之、秋山好古、明石元二郎、児玉源太郎と幾らでも出てくる。
翻って現代の政治家はと考えると、名字、名前と浮かんでくる人が居ない。何故この様になるのだろうか?明治維新を成し遂げて、日露戦争を勝ち抜いてきた人達が上層部に成った時、自分の成功体験に酔いしれ組織というものを無能力化していくのだ。
一般的に会社とか組織というもの賞味期限は40年程度らしい、だから明治維新から40たったころの日露戦争が組織としての絶頂期で後は第二次世界大戦に向かって一直線に崩壊した行くのだ。
第二次世界大戦上層部が排除された時、上から下まで優秀に成ったのだ。そして奇跡の戦後復興が始まるのだ。戦後40年(1985年)ころが組織としての絶頂期なのだ。そしてその後バブル崩壊後失われた10年が過ぎ、失われた20年となり、その内30年となるだろう。
これらのことを防ぐ方法は、国会議員を半分にすること、国会議員の世襲の禁止、大手企業の役員の解雇、国家公務委員試験で1種の資格を持って入省した役人の解雇。そうすれば日本の上から下まで組織が全て優秀に成る。要するに上層部を取り除けば、再び日本の奇跡の躍進が始まるのだ。
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