電界の場合は空間自身が電束を受け入れる性質を持っています、だから電線に電流が流
れると空間は電界の形成に何の抵抗もしないのです。磁界の場合とは逆にこの電界が電流
に対して抵抗するのです。
1/ωCに直流電流を流すと時間0で何の抵抗もうけないのです。もし電界が充分形成され
たら無限大の抵抗をし、もう電流は流れないのです。
直流電流では過渡的に1/ωCは時間0で存在しないのです、電界の形成につれて抵抗が増
して行き最終的には回路はOff状態となります。
交流回路では電流が常に変化しているので電界も変化しています、この時電界の抵抗の度
合いが1/ωCなのです。1/ωCを電流に対する溝と考えると良く理解出きるでしょ
う。
ωLは堀の様なもの、1/ωCは溝の様なものと喩えましたけど、堀と溝とでは電流への抵
抗では丁度逆ですね、だからωLと1/ωCは打ち消しあうのです。
電流が流れてきた時、電流は無抵抗で溝の中に流れ込みますが溝が一杯になるとそれ以上
電流を受け付けません、しかもこの溝は溝の上の方に電流が入りにくくなる性質を持って
います。
この事を直流で言うと時間0で電流に対する抵抗は0なのです、そして時間がたつにつれ電
流は少なくなり、ついには1/ωCは無限大の抵抗をするのです。交流で言うと電圧がか
かった時抵抗0ですから、電圧が要求する電流の量以上に先に流れてしまうのです、この
事を電流は電圧に対して90°進むといいます。
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